プラスチック代替素材modo-cell®の量産体制構築に向け日揮みらいファンドより資金調達を実施

株式会社アミカテラは、日揮ホールディングス株式会社および日揮株式会社が共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「JGC MIRAI Innovation Fund(日揮みらいファンド)」を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。プラスチック削減、そして循環型社会への貢献に向け、modo-cell®の量産体制の構築を推進いたします。

■アミカテラが目指すこと

modo-cell®は、植物繊維(セルロース)が主原料の新素材です。主材を限定しないため、放置竹林の竹や、食品製造時に排出される残渣等、従来使われてこなかった植物資源を無駄なく活用できる点が特徴です。植物が主原料のため生分解性(*1)もあり、使用後も自然に負荷をかけません。また、既存のプラスチック成型機械での加工が可能であり、プラスチックに替わり、便利に幅広く活用いただけます。
基本開発者が拠点とする台湾では、飲食店や大手コンビニエンスストア等で様々な形状のmodo-cell®製品が導入されていますが、日本ではまだ、ストロー生産のみを行っている段階です。カトラリー類をはじめ容器・包材など、プラスチック削減が必要とされる製品への展開に向け、modo-cell®ペレット(製品に成型加工する前の粒状の原料)の早期量産化が不可欠です。
このたびの出資を機に、ペレット製造設備に係る基本設計や機器選定・調達面等において日揮との連携を深め、安定した製造体制の構築を目指してまいります。
(*1) 2021年にはDIN(ドイツ工業規格)の認証を取得。JIS K 6955:2017に基づく検証実験では、300日経過で平均生分解度94%。

■アミカテラとの連携に向けて ― 投資家様より

日揮株式会社 未来戦略室室長 五十嵐 知之様
海洋・土壌汚染の抑制や二酸化炭素排出量の削減のため、プラスチック資源循環および脱プラスチックの動きが世界的に加速しています。アミカテラが保有するmodo-cell®技術は、従来使われてこなかった資源を無駄なく活用できるため、既存のプラスチックを代替する製品として利用拡大が進むことを期待しています。当社は、技術の高度化や効率的な生産プロセスの確立、製造事業への参画を通じてmodo-cell®の普及を支援し、カーボンニュートラルおよび循環型社会の実現を目指して参ります。

■株式会社アミカテラ

【住所】 東京都江東区富岡1丁目12-8-307号
【代表者名】代表取締役会長 増田厚司 代表取締役社長 古賀縁
【設立】 平成28年11月7日
【事業内容】 植物性かつ生分解性のプラスチック代替素材modo-cell®製品の開発・製造販売
【ホームページURL】https://amica-terra.com/

*本リリースに関するお問い合わせ先:info@amica-terra.com 広報担当:中住(なかずみ)*

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