プラスチック代替素材modo-cell®の国内展開拡大に向け KDDIより資金調達を実施

 株式会社アミカテラは、KDDI Green Partners Fund(運営会社:SBIインベストメント株式会社)を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。これに伴い、弊社の事業パートナーは15社を超えました。資金面でのサポートにとどまらず、modo-cell®の主原料となる植物残渣等の調達、ペレット製造体制の構築、成型加工パートナーとの連携、販売先の開拓等、多方面における協業体制が整ってきました。今後は、modo-cell®ペレットの国内量産化に向け、準備を加速させてまいります。

■ プラスチック代替素材modo-cell®の今後の国内展開について

 modo-cell®は、数あるプラスチック代替素材の中でも、導入しやすく、多くの成型加工法に対応できる点が特徴です。既存のプラスチック成型機械にmodo-cell®ペレット(製品に成型加工する前の粒状の原料)を投入するだけで成型でき、陶器風の厚手の製品から、ワンウェイ用の薄手の製品まで幅広くご利用可能です。
 昨年より、日本ではストローの製造を開始しましたが、今後の本格展開に向け、modo-cell®ペレットの生産開始を最重要課題と位置づけておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の流行や世界情勢の影響等で遅延せざるを得ない状況が続き、本年中の工場稼働を目指し、改めて準備を加速させているところです。稼働後は、食器やカトラリー、ワンウェイ容器等への導入から進めてまいります。
 このたびの出資を機に、KDDI直営店「au Style UENO」に併設されたカフェエリア「BLUE LEAF CAFÉ」にて、modo-cell®ストローのトライアル導入が始まります。(11月開始を予定)
 多くのお客様に、modo-cell®の「環境負荷の低さ」とともに、長時間飲み物に入れても破れない「使い心地の良さ」も実感いただければと願っております。そして、サステナブルな社会づくりの実現に向け、modo-cell®が身近で利用しやすい素材になりうるよう、パートナー企業様とともに事業を成長させてまいります。

■ アミカテラとの連携に向けて ― 投資家様より

KDDI 株式会社 執行役員 コーポレート統括本部 副統括本部長 兼
サステナビリティ経営推進本部長 最勝寺 奈苗様

 プラスチック製造時の二酸化炭素排出や海洋・土壌汚染を背景として、石油由来のワンウェイプラスチックが世界規模で問題視される中、環境負荷の低いプラスチック代替素材の需要はますます高まっています。
アミカテラ社の「modo-cell®」は、農業廃棄物や食物残渣を素材として有効活用でき、さらに使用後は自然環境下で分解可能であることから、真に環境にやさしく、プラスチック代替素材の発展を牽引するポテンシャルがある革新的な素材です。
 KDDIは、資源の循環と有効活用に取り組むアミカテラ社の理念に共感し、今回の出資を決定しました。modo-cell®の更なる普及に向けたサポートを通じてアミカテラ社の事業支援を行い、ともに循環型社会の実現に貢献してまいります。

■ 株式会社アミカテラ

【住   所】 東京都江東区富岡1丁目12-8-307号
【代表者名】代表取締役会長 増田厚司 代表取締役社長 古賀縁
【設   立】 平成28年11月7日
【事業内容】 植物性かつ生分解性のプラスチック代替素材modo-cell®製品の開発・製造販売
【ホームページURL】 https://amica-terra.com/

*本リリースに関するお問い合わせ先:info@amica-terra.com  広報担当:中住(なかずみ)*

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